四本目 後(うしろ)
[意義]
自分の真後に、自分と同様正面を背にして座っている相手に対し、その害意を察知して 右膝頭を中心として左に回転して抜き付け相手をたおす業である。
[動作]
- (イ)
- 正面を背にして相手が後方に、我はその前に正座する。
- (ロ)
- 害意を察知して右膝を中心に「右」の業前と同様左に回転する。(180度)
- (ハ)
- 正面向になる直前に左足を一歩正面に踏み込んで抜き付ける。
- (ニ)
- 更に、諸手上段に振りかぶり真向に斬り下ろす。
- (ホ)
- 残心の気位い十分にして血振るい納刀すること前述「右」の業と同様である。